カジカガエルってご存知でしょうか?

天城の田んぼには全て水が入りました。当地では兼業農家さんも多いのでその代掻きや田植えはゴールデンウィークから5月下旬までに行われます。そして今はカエルの大合唱!夜田んぼに囲まれた道路を歩くとそれはもうすごい音量です。懐中電灯をつけたりちょっと刺激を与えると1分ぐらいは静かになりますが、またすぐに元通り。
1125_シモツケ
最近は雨が降らなくてちょっと渇水気味でしたね。一昨日の雨でちょっと落ち着いてよかったです。
天城はほとんど水に困ったことがありません。天城連山はもともと火山で最後の噴火時に大量に噴出したのは軽石だったとか。この軽石は水分のろ過装置として最適な性質。天城の原生林が水蒸気や雨水を大きな葉で受け止め自らの根に水として集めたものを、大きなろ過装置として軽石を含む土壌がその役目を果たしてくれています。天城に清冽な水があるのは天城山のおかげ。多くの原生林がたっぷり水を含んでいてくれるので、天城山は山でありながら大きなダムのような存在とも言えますね。

御宿さか屋も川のすぐ近くに(というより館内に一級河川が通ってる)ある宿なので、水とはご縁が深い。江戸時代以前は「造り酒屋」だったのも、当地の水が良かったからと言われています。
2093_吉奈川
この吉奈川にかかる橋。昭和初期に建造されたさか屋の「城下橋」はアーチ型石造りで、その当時国道工事並みの費用が掛かったらしいです。これがすっごく堅牢でどんな大雨で大水が出てもびくともしない。昭和30年代の「狩野川台風」の時はあまりに丈夫でこの橋に木やら大岩やら引っかかって逆流してしまうという状況にもなりました。すみません。

今はこの橋のたもとでPCに向かっているのですが、時々「コロコロコロ・・・」ときれいな声が聞こえてきます。何かな?と思って調べてみたら「カジカガエル(河鹿蛙)」でした。鳴き声が雄鹿に似ていることからついたらしいです。そういえば湯ヶ島の共同浴場に「河鹿の湯」っていうのがありました。天城にはこの蛙が多いってことですね。「まんが日本昔ばなし」にも天城山中の話として「かじかの屏風」の話もありましたっけ・・・

ちなみに鳴き声はこんな感じ

漆黒の闇に川のせせらぎとカエルの鳴き声。ときどきホタルのふわっとした光。アトラクションとしては地味だけど、いやされます・・・

↑ 上の動画を流しながら、吉奈温泉のせせらぎを想像してくださいね

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伊豆天城 吉奈温泉
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