「2008年10月」の記事一覧

修善寺温泉「独鈷の湯」は足湯?

ネットを観ていたら「『独鈷の湯』って足湯なんですね」という記事があってびっくりしました。
修善寺温泉の「独鈷の湯」は本来足湯ではありません。神聖な湯なのですから、私の知る限り、昔はタオルの持込も禁止されてました。入浴するならとーぜん裸でしょう!と言う感じだったのです。時々度胸のある人が入っていたようですけど、詳しくは知りません。
とにかく人前で裸になることが法で規制されてから、いつの間にか神聖な「独鈷の湯」は足湯になってしまったようです。
観光的には成功で、神聖な湯の敷居は低くなって良かったかも知れませんが、私は個人的にあの「足湯」というものが好きではないのです。
「足湯」って言ったら現代では普通にありますが、国文学系の私には、東海道を旅する人が宿場町で宿に上がる前に、汚れた足を洗ったって言うアレのイメージです、ごめんなさい。
足湯って最近考えだされたものだから、本来神聖な湯に気軽に足だけ入るなんて、許されないことなのでは?入るならしっかと心して入られよ!と思ったりして、余計にう〜ん?なのです。
修善寺温泉のシンボル・聖なる「独鈷の湯」は結果、足湯になってしまったようです。足湯になっちゃった湯船に、入浴しようと言う人はいるのでしょうか。いないよね。ちと残念。
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字(あざな)の美しさ 〜 天城の土地名

天城には美しい響きの字(あざな)が多くあります。それは主にその土地のルーツを表すことが多いですよね。天城でも同じです。
御宿さか屋のお部屋名は主にその字から名づけたものが多いのです。たとえば「特別室・館山荘」はその建物が建つ土地の名前「館山」という字からとりました。「館があった山」ですね。
old photo-吉奈全景.jpg
旧館はなれ「鐘打荘」も同じこと。吉奈の古刹「善名寺」の鐘楼があった場所を「鐘打野」と言います。「護摩窪」という土地は「護摩」を焚いた場所。善名寺は724年に建立された大変古い寺院で、昔は大きな境内がありました。お寺にちなんだ字が多いのは、吉奈温泉の特徴かもしれません。
さか屋の客室の名前も面白いですよ。「嫁入戸」「花沢」「加美住」「西斗」「古畑」「赤羽根」「丸山」「寿々垣」「矢筈」これみーんな字、土地の名前です。「花沢」「寿々垣」は第2源泉・第3源泉の名前にもなっています。
山の名前もあります。「遠笠」「鷹取」「万二」「万三」など。「万二郎」「万三郎」は天城連山の名前です。さか屋にお泊りになるときはお部屋の名前もチェックしてみて下さい。
車である集落を通ったのですが、やけに柿がなっているので不思議に思っていたら
柿木-00212.jpg
「だからここは柿木っていうのよ」と教えられました。ホントに柿の木が多いんですよ。秋で実がなっているから、わかる光景です。植えているのか、もともとあったのか?多くの柿の実が熟れ熟れでなってました。
深まりつつある田舎の秋です。
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天城のおみやげ・・・小戸橋製菓【猪最中】

団体旅行時代、御宿さか屋にも多くのお客様に来て頂きましたが、そのころ売れに売れていたお土産がこちら ↓ 天城名物【猪最中】です。
猪最中-00200.jpg
ご想像の通り、中身は猪の形をした最中。
その単純さ・斬新さ・かわいらしさで今も「天城のおみやげNO.1」だと思います。海側にもありますよね「サザエもなか」が。この小戸橋製菓さんは月ヶ瀬にあり吉奈温泉からは約2キロと近かったため、以前は当館のお着き菓子(到着時お部屋に用意するお菓子)でもありました。そのためお土産としても、かなりの販売数がありました。
お着き菓子としては猪最中のサイズが意外に大きく、お腹が空いていないと一度に食すのはちとキツイ。そこで当館先代は半分の大きさの「貝殻」の最中タネ(皮のこと)に餡を詰めてもらう事にしたのです。これが大変好評で「猪最中」の売り上げも劇的に伸びたとか。
そのうち、さか屋専用の「貝殻」最中は手間がかかるからと(時代もバブル期に差掛っていた)作って頂けなくなり、お着き菓子も他に変わってしまったのでした。
昔のものを守るのも大切ですが、歴史ある会社こそ新たな商品開発やアイディアが必須ですよね。強い商品力を持つ「猪最中」ですが、出来たらもうちょっと小さなサイズで、女性にもウケるかわいらしさを強調すると、多分売れると思うんです。
今の3分の2の大きさにして「うりぼう最中」ってのはどうでしょう?(「うりぼう」とは赤ん坊猪の事)当たると思うんだけどなぁ。他社が作ってしまう前に本家・猪もなかで作ってしまうのが、一番ですよ。販売ルートもあるし。いかがですか?
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忘年会シリーズ第2弾!カラオケ満喫プラン

忘年会シーズンを前に先日「一升瓶つきプラン」を考えました。早速好評でもうご予約も頂いています。ふふふ…。
それではこーいうのどうでしょう?
それほどお酒は飲まないんだけど、忘年会だからぱあぁ〜っと騒ぎたい!なによりおしゃべりや歌が歌いたいという方へ。女性が多いかな。部屋でごちゃごちゃ用意するより、2次会は別会場をご用意してもらって。途中眠りたくなったらお部屋へ帰ればいいし、飲み物もおつまみもカラオケもセットにして、まとめてカンタン会計の2次会が出来るかしら?というご要望にお応えします。
4名さまからOK!みんなで歌って年忘れ♪
   2次会セット付き★カラオケ満喫プラン2次会はクラブ「宵待ち草」で。おつまみ&焼酎セットとカラオケタイム(1時間)もプレゼント。皆さんでわいわいと盛り上がって、楽しい温泉旅行になりますよ。もちろんカラオケしない場合も2次会セットはお部屋へお持ち頂けます。   14000円(税別・4名1室)
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岡本太郎さんとのおつきあい・・・祖父の話

岡本太郎さんとさか屋は昭和28年からのお付き合いでした。
岡本太郎さんとの関係を話すなら、我が祖父の話をしなくちゃなりません(笑)。
↓ 中央が岡本太郎氏・左端が祖父
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当館前代当主はけっこう変わり者で有名でした。戦後の農地改革で所有の田畑はほぼ取り上げられてしまいましたが、わさび田や山林は残ったそうです。日本が欧米化していく中で、特に海外旅行大好きで、しょっちゅう出かけていたとか。アメリカとかヨーロッパぐらいなら良いのですが、あの時代にアフリカが大好き。旧館はなれに洋式トイレと内風呂が合体した部屋があるのですが、それは洋行帰りの祖父が海外のホテルを見て作らせたのです。バスルームってゆうヤツですね。
初めての内孫である私も大変かわいがられましたが、小さいときは父母を「パパ・ママ」でなく「ダディ・マミィ」と呼ぶことを強いられてました(笑)。祖父が日常的に英語を挟みたがったのです。「出産祝い」といって子供用エンサイクロペディア(もちろん英語版)を勝手に発注し支払いは母がしたり、英語の絵本を大量に買ってきたり。高度成長期の良い時代でしたので、やりたい放題です。本人が海外で苦労したから、将来の語学の大切さが身にしみたんでしょう。幼い私達に向かってわざと英語で話しかけたりしてました。おかげさまで兄弟達は得意科目でしたし、私はポンコツ英語ながら意思疎通できるぐらいにはなりました。
遠縁で大阪フィルの主席フルーティスト野津臣貴博さんも「さか屋のお祖父さんはホント変な人だった。あの人コワかったけど、さか屋にいくと面白いものがいっぱいで、大好きだったんだよね〜」と、よくおっしゃいます。やはり本物の才能溢れている方には大人気の変わり者の祖父・真一。
あんまり働いているところは聞いたことないけど、カリスマ性のある人だったのかしら?まぁ、岡本太郎さんと対等にお付き合いできるぐらいだから、変わり者でない訳はないですね。
野津臣貴博さんはこんな感じの人ですヒロノミンVさんのブログより
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