美味しい初夏の風物詩〜目前で炊き上げます!
初夏にスタートするさか屋名物といえば、やっぱりこれ!
伊豆の狩野川は鮎つりの名所。5月最終週の土曜日がつりの解禁日でした。当日の狩野川は「釣り人の方が多いんじゃ?」と思うほど大賑わいです。
普通「つり」は夜やるものなんだそうです。だから釣具屋さんは夜遅くまで開いているのですね。(←これは長い間の疑問だったので)昼間やる釣りというのはやはり贅沢のひとつ。ホントだったら他の人は働いている時間に釣り糸を垂れるっていうのは、余裕がなくちゃできませんもの。その贅沢な「昼間の釣り」に「鮎釣り」は該当します。
あゆは縄張り意識が高いので、自分のエリアに他の鮎が来るのをとても嫌がります。この習性を利用して「おとり」を使う「友釣り」は鮎特有の釣り方。けっこう大変そうな釣り方ですね。
で、鮎の美味しい食べ方は、やっぱりその場でくしに刺し塩焼きにするのが一番でしょうね。はふはふとほお張る鮎は最高です。でも旅館ってそういう提供方法はむずかしい。厨房からお席に運ぶ十数メートルでもがくがくと冷めていきます。冷めた鮎の塩焼きほど侘しいものもないんですよね、硬くってパサパサ…。
御宿さか屋ではどうやったら鮎をふんわり瑞々しく出せるかと、試行錯誤を重ねました。その結果、「鮎の土鍋ごはん」を考えました。軽くあぶった鮎を生米と出汁で一緒に炊き上げます。鮎には圧力がかかるので、ふんわり柔らかく骨まで気にならなくなります。そのまま頭からバクッといっても美味しいですよ。
いろんな知恵が詰まった「夏の定番メニュー」になりました。ご飯も鮎の香りがして美味しい!おすすめです。
創作会席「天城越え」の全コースに含まれます。もし選びになったのが、大名焼コースでも、単品でも注文できます。
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