「は)伊豆のほほんだより」の記事一覧

【天城ほたる祭り】のホタル★見ごろを迎えています!

昨晩のホタルはとてもきれいに飛んでいたそうです!
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数は100を越えており、静かな出会い橋付近で優雅に飛んでおります★やはり週末はかなりの人出だったらしく「ホタルと同じくらい人も多かったよ」とお客様がおっしゃっていました。週末はどうしても混みあいますので、やはり平日が「天城らしくて」おすすめですね。

もちろんさか屋からは「ほたるバス」が毎日運行中ですので、お気軽に車で7分ほどの蛍祭り会場までお出かけになれます。

そして、実はさか屋のホタルもご覧になれます。今年は専務が手塩にかけてお世話した「箱入り娘」ならぬ高級メロンよろしく「桐箱入りホタル」が、日本庭園やさか屋大楓の枝に舞っています。こちらはまだまだ個体数はありませんが、静かにご覧になりたい方にはおすすめです。

今週からホタル観賞にうってつけの気候となります。ぜひこの機会にお出かけ下さいませ。
ちなみに今週末はあと3室!早い者勝ちですヨ★

川端康成氏と御宿さか屋

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昨日グーグルを開いたら、このマークが出てきました。6/13は作家川端康成の誕生日だったようです。

川端康成氏とさか屋の主人は碁仲間でした。当時吉奈にあった「碁会所」に川端さんは通って来たそうです。随筆にも当館主人のことがちらりとふれてあります。それによると、うちの先々代はかなりの碁の名人だったらしい…。

さか屋に逗留するという話も無かったわけではないらしいです。ところが予算が合わなかったとか。残念…もー(怒)!ひぃじぃさん!見る目ないなぁ。ノーベル文学賞よ?

そんなこんなで私も一応国語国文学科を卒業しましたので、少なからず天城の近代文学の影響は受けて育ったようです。ちなみに私は宮沢賢治だったのですが、研究対象の育った環境や作品の舞台に足を運ぶことは、大変重要でした。そこにある空気感と言いますか、「行間を埋めるもの」を発見できると思います。

天城隧道を歩いて学生と踊子一行の足取りを辿ったり、川端康成氏が滞在した湯ヶ島の宿「湯本館」さんを訪ねてみるのも、天城の楽しみ方のひとつです。

天城には他にも天城出身の井上靖を始め、横光利一・島崎藤村・尾崎紅葉・梶井基次郎などなど、縁の文学者は大変多いです。興味をお持ちの方はぜひ!道の駅・天城越えの場所にある【伊豆近代文学博物館】へお出かけ下さい。分かりやすく展示されています(私もよく通いました!)。

昭和の森【伊豆近代文学博物館】

夏の天体ショー【ペルセウス流星群】今年の極大は8/13の深夜2時

結構昔から星空を眺めるのが好きです。特に天城は田舎で電灯が無いので、ぐるりと山に囲まれ、闇の中に浮かび上がる星空は格別に美しいのです。
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7月からは山の中に「蛍ウォッチング」にお連れしますが、この場所は蛍にとっても大切な「闇の場所」です。
当地に来た友人達は、通常闇に触れることはありません。感心しているのか、恐れているのか?口を揃えて「真の闇だね」と言います。私も世界はこんなに暗かったのか…星空はこんなに明るかったのか…といちいち感動しきりです。
さえぎるものの無い星空は見ているだけで、心洗われます。ましてや流れ星が見えたりなんかしたら、最高ですよね。

夏は絶好の流れ星シーズン。これを機会に星空を眺めるのも楽しいですよ。今年のペルセウス流星群は極大が8/13だそうですが、その周辺でもかなりの流星が見られます。空気の良い天城で見ると格別に美しいと思いますよ。

★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
毎年7月下旬から8月中旬にかけて活動し、8月12~13日の夜に極大出現となる「ペルセウス座流星群」は、学生にとっては夏休み時期に当たり、夜間の気温も高い時期であることから「年間でもっとも見やすい流星群」であると言えます。出現数も極大夜で一時間当たり30~50個、極大をはさむ一週間でも一時間あたり10個を越す出現が見られますし、比較的明るい流星も多く出現しますので“見ごたえのある流星群”と言えるでしょう。(日本流星研究会HPより)

天城のじねんじょ入り★梅月のおまんじゅう

さか屋でも人気の【梅月】のおまんじゅう。注文しておくと、朝ほかほかのを宿に届けてくれるんです。普通の温泉まんじゅうと違って、珍しいうぐいすあん入り。私は特にふんわりとした皮が好きです。いろんなガイドブックに載っています。梅月-00028.jpg
あのガイドブック情報、美味しくない所も多く「地元民は絶対行かない!」ってトコロも載ってたりしますが、【梅月】さんは真剣に美味いです!なんせ美味いものにウルサイ?御宿さか屋で唯一扱っている「お菓子類」なんですから。季節限定ものもあり、今だったら水まんじゅうやほたるまんじゅうなんかもあります。

また、ココのすごい所は、この顧客管理!きっちりとまとめられ、誰の目にも分かりやすい。毎回感心させられます。
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御宿さか屋から車3分。朝までに予約すればフロントにホカホカを届けてくれます。

観光の明日はどっちだ?天城支部JTB社員研修

先日天城の宿が協力して、JTB社員研修会を開催しました。新緑と蛍の美しい天城の旬の時期にあてました。来てくださったのは若い女性社員19名とJTB沼津の方々、JTB中部の方々など約25名弱。フレッシュな社員の方が多く、通常年配のお客様が多いお宿では、いつもと違うゲストになんとなく「うきうき」しているようにも見えたとか。

石川さゆり様様のおかげで「天城越え」と言う言葉は意外となじみがあるものの、実態は良く知られていない「天城」を体験して頂くべく実施しました。
「絶対うちの料理を食べてもらいたい!」と、さか屋は初日の昼食を担当させてもらいました。もちろん約10軒の宿も見てもらわなくてはなりません。1泊2日でどれだけのことが出来るか挑戦でした。
【1日目】
11:15修善寺駅到着→11:30御宿さか屋にて見学と昼食→6軒の宿見学→18:00宿泊先の落合楼村上さんにて夕食→20:00天城ほたる祭り見学→21:00それぞれ希望のお宿へ湯めぐり
【2日目】
8:45出発→9:00踊子歩道散策(解説付き)・天城隧道見学→宿見学→12:00白壁荘さんで昼食兼ミーティング→15:00修善寺
夕食の席にてJTBの男性上司から社員の皆様に「こんなクオリティの高い社員研修はこの先無いです!ここがMAXですから、心して覚えていて下さい」と言って下さり、村上さんと2人で「あんな風に言ってもらえてホント良かったね~」と感激してました。

多くの方と語らい、勉強になりました。少しだけですが、天城の良いところを見て頂けたのではないでしょうか?

私や女将、社長は直接営業にも出かけていたので、現在の観光業がいかにひっ迫した状況であるか、肌で感じています。私は若輩のため正直「居ても立ってもいられない」ぐらい。専務が憂いてるのは「旅行という選択肢さえ持たない人口」の多さ、絶対的に旅に出ない人々の事。石油の高騰はさらに拍車をかけています。

さすがに女将になるとまず日経を読み込み、ネット情報・出入りの取引先(魚・おしぼり・備品・消耗品)・お客様から直接お聞きする話など、総合して自分の方針を決めて動くのでどっしり構えてます。だいたい彼女の情報力とカンが一番近いのですが、私はまだまだそこまで行けません。日々あたふたじたばたしてます。

今回の社員研修も、私共の出来る力の小ささに愕然としたのも事実です。一握りの草の根活動ではありますが、これを突破口としてもっと天城を知ってもらえたら良いなと思いました