「は)伊豆のほほんだより」の記事一覧
最近のお勉強
こう見えて結構べんきょもするワタクシ(ホントです)。
定期的に参加しているセミナーや勉強会も幾つかあります。どっぷり宿業界ではなく、ちょっと外れたいろんな方が参加している勉強会が特に好き。異業種の集まりって貴重で、いろんな刺激になるのです。
最近参加し始めたのは、「富士山静岡空港」の開港もせまった静岡県が主催。静岡県全域から参加者が集まっています。
静岡県は東と西ではまるきり違う気質の県民性なので、「リトル日本」として試用販売が行われる地域ですから、そりゃ面白いですよ。職業もバラバラで「観光に興味があり、何とかしなきゃと思ってる」点においてだけが共通項です。それだけに真剣な話し合いになるのが大変興味深い。更に言えば思ったほど宿の参加者は多くない。
今のところ理論が多く基礎から観光学を学び直してます。実際の現場で前線にいる身としては貴重な経験ですね。多くの方と交流できるのも大きな魅力。観光についての講座なのに、開催日が繁忙日の「土曜日」というのがかなりの疑問を感じますが、がんばろうかなと思います。
さぁどーやって上司の許可をとろうかな?
8月2日は昔懐かしい夏祭り【吉奈温泉★夏祭り】
吉奈温泉は昔から小さな夏まつりを開催してます。
今年は8月2日(土)に決定しました。
お客様に喜んでもらいたいのが半分、あと半分は地元のみんなの毎年のお楽しみでしょうか。吉奈青年団が忙しい中いろんな設営・運営を行いますが、一時その忙しさ・仕事の多さに休止になりかけたのです。そこを地元の若者のがんばりでまた元気を取り戻した思い入れの深い小さなイベントです。
主な運営は青年団と言いましたが、実は青年団という集団は強制ではなくみなさん自主的に「お祭りがやりたい!」と集まってきてくれたメンバーです。実は吉奈以外の地区から来てる(高校生も多い)ことも。自分の地区には「地元の人が集まってやるお祭りがないのでやってみたい」のだそうです。ピチピチした高校生がかき氷とか作ってくれますョ!
もちろん定番『盆踊り』もあります。こちらは地元のおばさま方ががんばってます。幼い頃は盆踊りの練習会があったくらい。踊り好きな方が多くて、踊りが分からなくても手取り足取り教えてくれます!
そして!生ビールはなんと飲み放題!!しかも無料!!!地元の方々の寄付で運営してますから、お客様はどうぞ飲んで飲んで。良い気持ちになってる笑顔のおじさんが配ってくれます。
いや~、なんともイイ笑顔ですね?
【吉奈温泉夏祭り】は、ほんとにほんとに小さな地区の主催です。でも、最近私は「ココにこそ『おもてなし』の原点がある」と思うのです。
この時期に合わせ里帰りする人がいます。自分の地区に「お祭り」が無いから参加してみたいと言う高校生達もいます。江戸の昔からこの土地でお客様を迎えるべくがんばってきた3軒の宿屋。もちろん温泉に来たお客様、時には外国からのゲストもいます。この土地の人々全てが、外から来る人々を心から迎え入れ、歓待する。吉奈温泉では全ての人が、見知らぬ旅人を我が家族のように迎える気質を持っているのです。
それはまさに「ホスピタリティ」そのもの。この小さなお祭りの情景を見るたびに、言葉にできない感動を覚えます。
こんなあったかい小さな夏祭り、どうぞ遊びに来て下さいね!
明日は夏至★2時間電気を消してみませんか?
6/21(土)の午後8時から10時までの2時間、電気を消してキャンドルで過ごしてみませんかと言う呼びかけです。
Photo : awa-awa-buku-buku
Photo : 100万人のキャンドルナイト事務局
Model : 宮崎あおい
「私たちは100万人のキャンドルナイトを呼びかけます。
2008年の夏至の日、6月21日夜、8時から10時の2時間、
みんなでいっせいにでんきを消しましょう。
ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。
しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。
ある人は省エネを、ある人は平和を、
ある人は世界のいろいろな場所で生きる人びとのことを思いながら。
プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。
それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、
文明のもっと大きな可能性を発見する
プロセスであると私たちは考えます。
一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、
ただ2時間、でんきを消すことで、
ゆるやかにつながって『くらやみのウェーブ』を
地球上にひろげていきませんか。」
■100万人のキャンドルナイト■
御宿さか屋でもこの日に合わせイベントを行います。
美味しいもの食べた~い!でも…
久しぶりに都会で食事をしました。
女将と私はなかなか外出できないので、街中に出たときは「市場調査」と称してなるべく外食してみるのです。じわじわと感じていましたが、最近世界的な物価上昇により街中の食事が美味しくなくなったような気が。
私どもも飲食業ですから、あらゆる食材を試食しています。時にはお客様に教えて頂いたりメディアに取り上げられているお店に行ってみることも。お値段出せば美味しいのは当たり前、手頃な値段で、素材を生かした美味しい料理を探しているのです。「皆様ぜひ教えてくださいませっ!」
「ここはこれを食べきゃ!ほんと美味しいよねっ」っていうものを1つでも持っている店は、本来強いです。しかしこの原材料の値上げと不況で、それもままならない。最近「あんなに美味しいものがあるのに、安い」お気に入りのお店が、どんどん姿を消します。とても残念です。
経営者が「商品に対する対価のバランス」を見極められなかったのかもしれません。これは危険です。私達も何度か「これは安すぎるから、もう少し価格を上げた方がいいですよ」と言いましたが、価格を上げてお客様が離れてしまうのが怖いのです。でもそれを続けることで利益が目減りし、お店を失うなんて本末転倒です。
消費者も安すぎる事を喜んでばかりいないで「適正価格」を考えるべきです。良い品質の美味しいものを手に入れるためには、やはりお互い努力も必要。このままだと個人経営の美味しいお店は、この打撃によって全部無くなってしまいます。
楓林の「豚肉の葡萄酒煮」本当に絶品でした。あれほどのソースを作る店が無くなるなんて。東京の有名店の中華料理も確かに北京ダックも、海老やふかひれ・牛肉もあるけどどれもそこそこ、「楓林の料理ほどの『美味いっ!』ってとこまで行かない」深みを感じられない。
味を決めるのは、素材の価格ではないということです。こうなると「美味しいってなんだろう」と考えてしまいます。
特別室だけの楽しみ~限定4室★ほたるをお部屋からご覧になれます★
実はさか屋の日本庭園にほたるが飛んでいます!
今週も特別室のお客様は「お部屋からほたるが見えるから、蛍祭りは行かないでもいいです」と言う方多かったです。
お部屋で電気を消して、のんびりと窓の外を眺めると、だんだんと目が慣れてきて山の際や星が見えてきます。するとすぅっと蛍の光が横切ります。寝そべりながら、または広縁に腰かけながら、今だけの光をお楽しみ下さい!
さか屋・日本庭園からの蛍は「特別室の限定4室」からの眺めになります。お早めにどうぞ!