岡本太郎生誕１００年が２/２６に近づいて来ました。同時に御宿さか屋の周辺もにわかにざわつき始めました。
先日熱海通信局・水野誠さんの取材を受けました。

伊豆に定宿　作品多数展示　２６日、芸術家・岡本太郎の生誕１００年
（中日WEB　2011年2月17日）
…岡本が亡くなる数年前まで定宿にしていた伊豆天城吉奈温泉（伊豆市）の旅館「御宿さか屋」。１９５４年、三島市で開かれた岡本の講演会を聴きにいった先代当主の故城所真一さんが、親しい画家と一緒に岡本を連れてきてそのまま泊まることになったのが最初だった。
　真一さんを「おやじ」と呼び、真一さん没後も３男で現当主の大和さん（６８）や女将（おかみ）の美弥公（みやこ）さん夫妻らと交流を続けた。大阪万博があった７０年の暮れには、スタッフ４０人と打ち上げの忘年会を開いた。
　岡本が宿泊するようになったころは、しもた屋風の木造旅館だったが、わらぶき屋根の入り口を撤去したり、近代的な建物に改修した。すると「これ以上、新しくするなと怒られました」と美弥公さん。
　館内には岡本がデザインしたひょうたん形の「太郎さん風呂」があり、岡本太郎ギャラリーなどには寄贈された絵画、リトグラフなど約５０点が並ぶ。
　岡本は旅館や周囲の自然について「景色も庭も押し付けがましくないところが良い。奇抜なものは最初感動してもすぐ飽きる」と話したという。酒を飲んだ時にはピアノを弾きながらフランス語でシャンソンを歌うこともあった。

いくらウチの女将が言ったからとはいえ、一部「そんな書き方？」という部分もありますね(怒）。もうちょっとなんとか、ねぇ。
先日太郎さんの取材があったので、「やっぱり岡本太郎美術館に行って来よう！」と思い、何年かぶりになつかしの岡本太郎美術館に行ってきましたヨ。この時の話は後日。
ちなみに当館には「太郎さんプラン」もあります。
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今年は「岡本太郎生誕１００年」なので、２月２６日のお誕生日を中心にいろんなイベントがあるそうです。
風邪を引いたりして最近東京に出かけていないのですが、今東京は「生誕１００年　岡本太郎展」のポスターがガンガン貼られているとか。東京国立近代美術館も行ったことがないので、ぜひ出かけようと思っています。
という訳で、太郎さん関係での取材がありました。
こういう取材は定期的にお話を頂けます。こう考えると「太郎さんはさか屋にもかけがえのないものを残してくれたんだなぁ」と実感します。もちろん残して下さった作品のこともあるのですが、それ以上に「目に見えない『太郎さんスピリッツ』」というか、「太郎さんの心の一部」をさか屋に分けてくれたんだと思うのです。

太郎さんは徹底して近代化を嫌いました。さか屋の中心部にあった８０段以上の階段をエレベーターに変えた時も怒られました。吉奈の土地が外部の人に買われて、吉奈温泉の自然が失われる事を心配していました。あふれる自然と一体化したさか屋の風景を愛して下さいました。「いつまでも守っていかなきゃだめだ」と来る度に吉奈温泉を散歩しながら、おっしゃっていたそうです。
さか屋のためにいろんなものを残して下さった太郎さん。一般的にはＴＶの前で変なポーズをとるおじさんだったり、太陽の塔のイメージが強いかもしれませんが、その人柄と才能は本当に多くの人々に愛され、尊敬されていたと思います。
私たちもいつも考えます。なんで太郎さんは吉奈を愛してくれたんだろう。なんでこんなに大切にしてくれたんだろう。
「自分を主張しない『なんでもない山なみ』が好きだった」とおっしゃってましたが、さか屋のゆるさとのんびり具合が、いつも激しい作品を作る太郎さんには癒しになったのかもしれません。そのため今回の取材の方々には、太郎さんが好きだった山道を少し歩いてもらいました。
ときどき「太郎ファン」とおっしゃる方が泊まりに来て、当館の太郎作品の展示が気に入らないという人もいます。太郎さん好きの人に展示の仕方に問題があったとしても、太郎さんも「さか屋はがんばってもこんな程度」とわかってくれていると思います。そのラフさ加減がさか屋と太郎さんの間柄と言えるかもしれません。ですのでご理解下さい。太郎ファンの方には、そんなにキチキチ思うより、ゆったりと太郎さん気分になってもらったほうがおすすめです。
そうこうしているうちに太郎さんが生まれて１００年ですか。昔からの太郎さん応援団で太郎さんに関わった人の集まりである「太郎の会」でもそんなことを言ってました。財団や美術館にオフィシャルに絡んでいるわけではありませんが、旧知の「太郎ファミリー」？としては、「今年が太郎さんと敏子さんにとって良い年になるよう応援したいなぁ」という気持ちがあるようです。どんな人だったのか語り継いでいく必要もありそうなので、ひとつオジサンたちにもがんばってもらいたい２０１１年です。
川崎岡本太郎美術館の方々にも伺えなくて不義理をしているし、岡本太郎記念館も敏子さんが亡くなられてから伺ってないのです。久しぶりに訪ねようと思います。よろしくお願いします。
取材の内容は、３月初旬に発売される雑誌になります。さか屋で４ページもつのか？恐ろしい企画です(笑）。よろしくお願いします。
ＮＨＫドラマ「ＴＡＲＯの塔」というのもあります。２月２６日（土）の彼の誕生日から全４回・キャストもすごいので、これは面白そう。うれしくて父がわくわくしています(でも仕事はしてください）。
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２０１１年一発目のメディア掲載は、御宿さか屋にご縁の深い「ガッツ石松」さんのご紹介でした！

朝日放送　　朝だ！生です【旅サラダ】
２０１１年１月１５日（土）　朝８時
「伊豆の旅」ＢＹガッツ石松氏

ガッツ石松さんは世界チャンピオンになる時に、この吉奈温泉を中心に伊豆合宿をしておいででした。吉奈温泉に合宿し、天城湯ヶ島中を駆け巡りながら体力調整をしていたのです。
今でもガッツ石松さんが天城を歩いていると、わらわらと住民が出てきて「あんた〜元気だったかね？」と声かけまくられっぱなし。

毎日走りこんでた姿は地元の人々の印象に強く残っていたようです。
実は４年前に突然、鶴瓶さんとお出でになったこともありました。
小さい頃私は亡き祖父に大変可愛がられました。祖父はいろんな方の後援をしていたようですが、ガッツ石松さんもそのお一人でした。

今はありませんが「かっぱ荘」と言う近くの旅館に滞在し、お一人でトレーニングに励んでおられました。吉奈周辺ではよくランニング姿が見られたようです。私は祖父に連れられ、ガッツ石松さんの練習風景を度々見学に行きました。ちょうど私の年頃の娘さんがおいでなのですが、合宿でなかなか会えないからと言って、代りに私をとても可愛がって下さいました。遊びに行くといつもお膝に乗せてもらったことを覚えています。
ガッツ石松さんはその頃の話をされ、ときどき「練習のご褒美に」と祖父のお誘いを受けたのだとか。撮影中はさか屋の温泉も食事も「懐かしい懐かしい」と言いながら楽しまれ、特にお酒と猪肉がお気に入りのようでした。
最後ご出発の時には「また来るね、また来るね」と言いながら、ギュッと両手で握り返して下さいました。久しぶりの再会はちょっとの時間だったけど、次はゆっくりと懐かしの天城吉奈に来て下さいませ。地元のおじさん＆おばさんたちもお会いできるのを楽しみにしていますから。
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「温泉の愛浴家」とおっしゃってます山崎まゆみさんの【恋に効くパワースポット温泉】が文藝春秋から刊行されました。

「次はね、オンナのコ向けの温泉を紹介したいんですよぉ〜」と何年か暖めておいた企画をやっと実現されたようです。ご本人も自信の１冊なのですが、写真が多く読みやすいし情報を厳選してあるので、ぜひ趣味に実用に活用できそうですよ。

「あの赤い半てんの写真がかわいいから下さい」と言って送ってもらいました。槍見館さんの半てんかな？
と言うのは、ラインナップがスゴイ。
渋い・・・渋いよ・・・シブい温泉地セレクトに本格的な温泉本の香りがぷんぷんします。いわゆる「温泉力」を持つ、マニアも喜ぶパワーのある温泉ばかり。だから普通の女の子にとっては「こんな温泉知らなかった」という名前が多いはず。温泉入浴指導員であり湯守でもあるうちの専務が「僕が行きたい温泉ばかりだもの。いわゆる女の子向けよりは、かなりコアな通が喜ぶ温泉ばかりだよ。すごいね」さすが８００湯以上出かけるだけのデータベース威力が発揮！という感じでしょうか。
なのに見かけはかわいらしく、厚すぎない(これポイント)。バッグに入るし、持って出かけられる。
恥ずかしながら吉奈温泉の御宿さか屋もご紹介頂きました。この厳選された２１施設の中に入れて頂いたとは、大変光栄な事だと思っています。そう、なんと言っても「吉奈温泉はマニア向け」ですから。でも驚いたのはやはり彼女の言う「『パワースポット温泉』たる５条件」に御宿さか屋がガンガンに当たっている事です。それは
①お風呂が大自然の中にある事
②土地で採れたものを食べられる事
③生まれたての温泉につかれる事
④時代のキーパーソンに愛された事
⑤300年以上の歴史がある事
ね、こんな感じなのです。
驚きです。
あともうひとつはコンセプトが面白い。
昔からあるテーマ「女の子温泉ひとり旅」ですよ。現代ではそこに悲しい辛いとかの悲壮感はあんまり感じません。それより「早く癒されたい、早く次に行きたい」という感じかな。恋に疲れた女の子が癒されてリセットしてパワーを充電するところまで、面倒見ちゃう内容です。
イイじゃないですか。傷心ひとり旅。心ゆくまで浸ってみるのも、立ち直るためのステップかもしれないし。癒されて立ち直ったら、次は新しい恋人とぜひ！
【恋に効くパワースポット温泉】
　山崎まゆみ著・文藝春秋　1,050円
正直なところ、この内容(ガイドとしての温泉リストだけでもかなり貴重)では価格が安すぎると、多くの温泉関係者が言ってます。かんばりましたね？児玉さん！ガイド本買うより、中身がみっちり入っている(まるでたい焼きのように言いましたが)のでおすすめです(笑)。

子宝の湯である吉奈温泉には、多くの赤ちゃんを望むカップルがお出でになります。それこそ１２８０年以上に渡って「子宝の湯」として評判になっているのですから、そのご利益はかなりの確率で証明されてるようなものです。
科学的には温泉の温度や含まれる成分の問題もあるでしょう。しかしそれ以上に精神的なよりどころとしての吉奈温泉の意味は大きいようです。
今回はそんなパワースポットとしての「吉奈温泉」とそのお寺「善名寺」がお分けしている「お守り」にスポットがあたっています。御宿さか屋も取材を受けました。
「にほんのお守り　願いがかなう小さな神様」
文：中津川昌弘　絵：広田千悦子　徳間書店刊

絵本のような可愛らしいイラストで、日本全国のパワースポットとお守りがちりばめられてます。若い女性には読みやすいのでは？おすすめです。
創作会席【天城越え十八品プラン】19,950円
冷酒付き★秋限定【お月見プラン】18,900円
軽め会席にキンメ付【謝恩★特別会席プラン】16,800円←特におすすめ！おトクです
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