知事はなぜ辞任するのか!?〜静岡空港250日の攻防〜

興味深いTV番組でしたので、気にかかっていました。もちろん観光業界にも大きく影響を及ぼす事件だったからです。

【ルビコンの決断】知事はなぜ辞任するのか!?〜静岡空港250日の攻防〜
いま、静岡県を揺るがす大きな問題が起きている。今年3月に予定していた「静岡空港」の開港が延期になったのだ。空港建設地の西側に残るわずかな“立ち木”が、航空法の高さ制限に抵触しているためだという。この問題を巡り、県知事は辞職を表明することになった。住民と行政の対話に何があったのか。県の対応に不信感を募らせた、立ち木の残る土地の地権者である住民の決断に迫る。

そもそも富士山静岡空港の開港には、その必要性からして多くの疑問符があったのは事実です。でも決まってしまったモノは仕方がない。その土地に思い入れの無い私にとっては前向きにとらえるしかなかった。その空港が開港直前になって「立ち木問題」を解決できず、なんと開港延期!!業界を揺るがす大事件でした。私はその開港延期が決定する前に「台湾営業」に出かけてしまい「そのうち台湾からもチャーター便が出るようになりますよ」なんてノーテンキなセールストークを繰り広げてきたのでした(汗)。
静岡県はこの富士山静岡空港開港を大きな事業の一つとして、様々な観光事業に対する支援企画を用意していました。私は昨年からこのチャンスを生かそうとあらゆるセミナーや勉強会に参加して、今後の旅館の方向を模索してきました。団体のインバウンドを受け入れられる訳はありませんが、グローバル化がどんどん進む現代では、外国からのゲストの受入れは必須です。いつかはしなくちゃならないなら、この開港直前の時期は最大の好機と考えたからです。
実際のところ「富士山静岡空港」に期待をしている観光事業者はそれほど多くないようです。特に伊豆の宿の方々は「日本人のお客様で充分やっていける」とまだまだ意識していない。実際空港から伊豆までルートが確保されていない事や(規模を考えると利益享受先が限られる)団体客ばかりに目が行って、一般的なFIT(個人旅行客)の受入れ支援事業が少ない事で、静岡県のアピールはイマイチ伊豆の旅館の人々の興味を喚起しないものばかりなのです。
富士山静岡空港-00167.jpg
セミナーに参加しておいてなんですが、一番???と思ったのは「今回の開港延期は(富士山静岡空港を知ってもらう)良い宣伝になった」とある方が発言した事。あれだけの税金を使って3月3月と言ったのにそのイイグサ???びっくりして言葉を失いました。「延期の無念さのあまり」の発言と考えてもいいですが、それは県側の人が言うこと?地権者の方々が思う「県への不信感」を髣髴とさせる出来事でした。
でも確かに、それこそ地権者の希望かもしれません。「富士山静岡空港開港延期事件」の事を多くの人々に知ってもらう事。それをクサビに今後は誠実な行政を静岡県に実施してもらいたいと言う事。
多くの犠牲を払ってくれた方々に感謝しつつ、せっかく出来る「富士山静岡空港」を十二分に活用する。地権者の方に報いるとしたらそれしかありませんね。
あと一週間後の6月4日 【富士山静岡空港】 開港します。
富士山静岡空港HP
静岡県HP
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