「い)伊豆!旬のお楽しみ」の記事一覧

熱川の魅力再発見!熱川温泉かかりつけ湯プレスツアー(3)

熱川らしさを探してふらついてると、意外なところに面白いモノ発見!お宿の送迎車ですね!
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そして熱川はやっぱり温泉湧出量がハンパないのです。いたる所に温泉やぐらが立ち並び、常に温泉が噴出し続けています。これは温泉情緒をかきたてますね。

中には本体のやぐらの前にミニ温泉やぐらを設置、こんな風に「湯釜」にして温泉卵を作れるところもありました!おもしろいでしょ?
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こちらの湯だまりにはとてもきれいな湯の花が!源泉も澄んできれいです。この湯の花、なんと3日前に掃除して取り除いたばかりとのこと。スゴイです・・
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そして熱川と言えばやっぱり「高磯の湯」でしょう!

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夜明けとともに見に行ったので、寒い!ここは男女別に湯船があり、波打ち際でお風呂に入れます。いかにも海の温泉と言う情緒が盛り上がりますね。
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冬場は入浴料600円ぐらい。夏には併設されているプールにも入れて750円だったかな。

お天気が悪く日の出も見られなかったのですが、遠くに陽が差してきました。
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天使が下りてきそうな日差しです。海は相変わらずざっぷ~んっとしてました。
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熱川の魅力再発見!熱川温泉かかりつけ湯プレスツアー(2)

熱川一柳閣 さんはお風呂にこだわってます。
貸切が4カ所に大浴場が2カ所もあり、なかなか回りきるのも忙しそうで楽しみです♪と言いつつも、実際入った時間帯は全て夜のため写真が上手に撮れませんでした。

どんなお風呂だったか、これは本当に素晴らしかったですよ。貸切もそれぞれに個性があって、素材もタイル貼りや木製のものもあります。貸切露天とは言え、雨が降っても大丈夫、屋根つきです。

申し訳ないので、お料理の写真を少し。「伊勢海老とキンメのしゃぶしゃぶ」これは贅沢ですね~
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そしてカップルやファミリィを重視するというコンセプトのため、個室?個別食事処になっています。元々大きな宴会場だったところへ、竹で柱を作り仕切って布と竹すだれで個室風に仕上げました。
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これは興味ある宿関係者の方多いのではないでしょうか。
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見事でした。
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明けて朝食のお膳です。
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このお味噌汁見て下さい!この伊勢海老は味噌がしっかり付いていて本当に美味しかった・・・
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熱川の魅力再発見!熱川温泉かかりつけ湯プレスツアー(1)

当館も参加している「かかりつけ湯」。かかりつけ湯とは「【健康増進と癒しのサービス】を共に提供し、温泉と健康を観光の目的」という一つの理念のもと集まったお宿の組織です。特に利害関係もなく、地域で区切っているわけでもない為、比較的自由な「伊豆全体」の俯瞰が出来る場所だと私は思っています。

事務局が積極的に動く組織でもあるので、次々に勉強会を投げ込んできます。中でも一番気合を入れている?のはこのプレスツアーでしょう。その温泉場の良いところをバンバン入れ込んで、地域の魅力盛りだくさんなのです。おかげで大変勉強になることが多いんですね。

今回は熱川温泉。仕事が間に合わず、熱川ハーブテラスでのお香づくりから参加です。精油とお香の元を混ぜて、作ります。しばし小学生に戻った気分でねりねりねりと・・・おもしろかったです。

そして地域のお茶うけと言えば「へらへら餅」。今回は山桃茶屋の「へらへら餅」を頂くところから写真つき。いろりがあるだけでなんかほっこりします。山桃茶屋は素晴らしい建築物なので、ぜひここでお茶することをおすすめします。
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さて、へらへら餅とはこれだ!もち粉とうどん粉をまぜて作ります。上からごまだれをかけて熱いうちに食す。食べた感じは「すいとんの薄いもの」と言った感じ。添えられた漬物が美味しかった。特に白菜。
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なぜへらへら餅と言うかは、調べてみて下さい。地元の方々が農作業の合間に作って食べたそうです。

さて本日のお宿は「熱川一柳閣」さん。ステキな外観です!
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私が最初に一柳閣さんを知った頃は、確かバリとか南国風のアレンジをされてるお宿だったと記憶してますが、現在はまた改装され「和風」に戻されたとのこと。とても良い印象です。

2人で泊まりましたが、お部屋には低いベッドが設置されてます。
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「着替えたものを入れておくのが、なかなかないのよね~」とこれは好評でした。女性目線で使いやすいのだと思います。
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今後のリフォームの参考に。1枚の天板に下がむき出しでも洗面ボウルがおしゃれなものなので「イイカンジ」にまとまります。
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髙さもこれくらいあれば、男性でもOKですね。小物もすべてそろっています。
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そして!なんと!客室露天風呂が付いていました(内風呂はナシ)。すごい!
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ちょっと面白いのですが、陶製の白い湯船に木製の枠をかけてあるのです。良く出来てる!一柳閣さんもそうですが、意外と温泉街に宿がひしめき合っているので、眺めが抜群とか、海が一望という訳にはいきませんが(見られちゃうしね)「カップル」や「ファミリー」のお宿というコンセプトにはぴったり。
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お茶のセットもこんな風におしゃれに置かれていました。パックのお茶ならゴミも出なくて良いですね。最近お茶っぱでお茶を入れる人が激減してますから、これでも充分かも。

ちょっと足を延ばして水仙を見に!【下田・爪木崎の水仙まつり】

毎年この時期、私共は親子でドキドキし始めます。というのは【日本3大野水仙の自生地】の爪木崎が一番きれいな頃だからです。今年はちょっと遅めと言う情報が入っているので、今頃からがおすすめではないかとふんでいるのです。

水仙の原産地は地中海沿岸で、中国を経由して日本に伝わってきました。日本の水仙自生地は沿岸部に多いのですが, 水仙の球根が海に流されて漂着・自生した という説もあります。

水仙の三大自生地とされているのは伊豆半島「爪木崎の水仙(静岡県)」淡路島「灘黒岩水仙郷(兵庫県)」日本海側「越前海岸の水仙(福井県)」など、どれも海に面し、水仙の群落と海のコントラストが見られます。

数年前「越前海岸」に行った時はちょっと時期が早く咲いていませんでしたが、海からくるすごい風に圧倒されました。「交易に活躍した北前船もこの風を利用したんだろうな。これが、うわさの越前海岸か」と感動したものです。
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あとは淡路島の「灘黒岩水仙郷」を制するだけですが、とにかく伊豆の爪木崎はきれいです!御用邸もやっぱりこの景色の中作ってもらった方がイイよね?って感じです。海の碧さと白く可憐な水仙、そして風が運んでくる何とも言えない甘い香り。まさに「五感で感じる場所」近くの白浜海岸と合わせて「そりゃ、南から神様も降り立つわ」という神々しい場所です。
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正直とても寒いです。ですが見る価値はあります。当館から車で1時間半、お時間に余裕のある方はぜひ一度見て頂きたい場所です。

1/15現在、まだまだ5分咲き!これからが見ごろとなります。週末1/19頃はおすすめですね~!

下田市 水仙まつり ※開花状況もあります

●交通のご案内●
[電車でお越しの場合]
伊豆急下田駅より10番「爪木崎行き」バスに乗車。約15分終点爪木崎下車すぐ。
[お車でお越しの場合]
伊東方面より・・・国道135号沿い「須崎」「爪木崎」道路標識を左折。1つ目の信号を左折。突き当り。
※有料駐車場あり(500円/1回)

さか屋所蔵の作品も!「小野佐世男-モガ・オン・パレード」展

小野佐世男は昭和を駆けぬけた漫画家である。女性の曲線美を描き、社会を諷刺し、巧みな空談(ほら話)を語って、広く愛された。1954年2月来日したマリリン・モンローに会い、漫画ルポ「お尻拝見」を書く予定だったが、彼女の到着の日に帰らぬ人となった。

小野佐世男
今回大規模な回顧展が、当家に縁の深い川崎・岡本太郎美術館で開催されています。さか屋からも「小野佐世男」氏の作品を数点出展したので、来週の1/14をもって終了する前に拝見してきました。
あふれる程の女性画の波・波・なみ。そしてこれがまことに色っぽい。戦中戦後の風俗を描き、風刺漫画で皮肉りながらも、何より美しい女性がいっぱい!後の手塚治虫氏の絵にも出てくる、ウィットに富んだおしゃれな曲線はとても魅力的でした。もうむんむんと香る女性の空気!でも女性に対する敬意が払われているせいか、色っぽくても見ていて嫌な感じがしません。
実はさか屋から貸し出したのは数点あるのです。学芸員の方に伺いましたが、ある高名な日本画家の方がさか屋で書いてくれた絵をとても褒めて頂いたとか。それは小野佐世男さんの作風の中でもちょっと異色なのでしょうね。女性を描くのを得意としていた小野佐世男さん。色気のある女性を書かせたら、右に出るものは居なかったとか。しかしさか屋で書いてくれた絵は、全く対局の位置にあるものです。
当地は「子宝の湯」ですので、温泉に浸かる「母子像」を描いて下さったのです。この絵がまた神々しいというか、母の命の源を表現しているような柔らかさを持った絵。レビューガールやモダンガールを描く同じ手で、宗教的でさえありそうな母と子を描く。とても不思議です。
約2か月間のお勤めを終えた小野先生の絵画たちが、今月23日にはさか屋に帰ってきます。その後はぜひ皆さんにまた見てもらえます。ぜひご覧になって下さいませ。

「小野佐世男 ― モガ・オン・パレード」 展 会期:2012年10月20日(土)~2013年1月14日(月・祝) 料金:一般900(720)円/高大学生・65歳以上700(560)円/ 中学生以下 無料 ※本料金で常設展もご覧いただけます ※( )内は20名以上の団体料金 休館日:月曜日(12月24日および1月14日を除く) 、12月25日(火)、年末年始(12月29日~1月3日) 主催: 川崎市岡本太郎美術館、小野佐世男展実行委員会 協力:若山美術館、漫画資料室MORI、株式会社ショウエイ