静岡県B級グルメ【富士宮やきそば】を求めて

近頃なんとも有名になった【富士宮やきそば】。家庭でも食材にこだわるあまり、20キロ離れた場所に買い出しに行く我が家。実はけっこう前から家庭での定番メニューとなっています。もっちりした麺が美味しいのですが、本場では食べたことがなかったのでいざ検証!これも「し・ご・と」かと!
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まず富士宮商店街に着きました。ここは富士山をご本尊とする浅間神社の町。以前はそのほとんどが宗教施設に頼った商売で賑わっていましたが、十数年前に一部宗教施設が移動しぐっと人出が減ったのです。当時を知る人は「まさにシャッター通り」と言ってました。
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しかし見てください、このように商店街はきれいに生まれ変わっています。商店街の一番賑やかなところは地中に電線が埋められ、アーケードも取り去ってすっきり。新しい歩道も歩きやすく、ある程度決まったイメージの元に商店の店構えも変わりました。
元気の無かった富士宮がここまで盛り上がっているのはなぜか?
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始まりは1999年。まちづくりワークショップ終了後の居残り組10数名が、分厚い報告書以外の活動を実践したことに始まります。
彼らは地元で好まれていた「やきそば」に、富士宮独特の法則を見出して体系化し「富士宮やきそば学会」を発足。その後の活動は各メディアによって報道されているが、驚くのはその実績。
発足から6年間の間に、なんと経済波及効果約217億円!
えっ?マジですかって感じでしょ。
そりゃあ「焼きそば大明神」も出来ますって。
「まちづくりの奇跡」ですね。街を歩いていても活気を感じます。
まちづくりサロン「宮つ」に立ち寄ったら、詳しく材料からお店など親切に教えていただきました。材料やレシピなどは全て公開、公共の知的財産としてオープンな雰囲気を感じました。
またそれでなければ、このようにブランドとして浸透しなかったでしょう。
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浅間神社の前のお宮横町に立ち寄りました。何軒かのお店がありましたが、じっと見ていると1つの店に人が集まっていきます。
一番古い店らしいです。私も買うことにしました。
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結構な人が待っていたので、マンウォッチング開始。
明らかに「富士登山」のあと「富士宮やきそば」&ビールまたはラムネという、ゴールデンプランを実行している若者を発見!ナイスチョイスですね!!
ここ富士宮は今まさに「富士山」と「富士宮やきそば」が観光の目玉ですもの。
「富士登山」の象徴【金剛づえ】を持っていると「今日の富士山はどうだった?」「おつかれさん」といろんな人に声を掛けられてました。
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浅間神社にも別の店があったので、食べ比べてみることに。ここは浅間神社の敷地内でもあるので、お宮横丁より比較的年齢層が高め。上品なご婦人がお一人で食べていたのが印象的です。
ちなみに富士山の8合目以上ってこの浅間神社の境内だってご存知ですか?スケールおっきい話です。
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ここでは目の前で焼いているところを見られます。
ラードをとった後の「肉かす」とキャベツ・イカ・めんが基本材料。最初に麺に少量の水をかけます。この富士宮やきそば独特の麺は水分が少ないので比較的長期の保存が可能、これを少し戻すのです。でも柔らかくしすぎてはダメ。もっちり感がウリですから。
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この店ではありませんが、やきそばソースは主に2種類。家庭で好まれる少し甘めのウスター系ソースとプロが使用するしょうゆに近い辛めサラサラ系ソースが市内で入手出来ます。
鉄板が冷めないよう数回に分けてソースを絡めます。最後に「しぞーかおでん」で一躍有名になった鰯などの削り粉ふりかけと紅ショウガを。
静岡県で有名になったB級グルメ、伊豆旅行の帰りに足を伸ばしてみるのも面白いかも。
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