「こ)伊豆ごはん・うまいもん」の記事一覧

秋のメニュー★美味しそうに変わりました

一年で一番美味しそうなこの時期…。創作会席の秋メニュー始まりました!
1864-会席前菜
秋の前菜は「ふきよせ」松茸・ぎんなん・きぬかつぎ・むかごよせ…秋じゃなきゃ!という素材がこれでもかとのっています。
1865-会席酢の物
酢の物はウチの調理長がこだわるところ。鯖を菊花に巻きつけて、上にはなすの翡翠よせがきれい。
1866-会席焼物
「秋は秋刀魚」ですが、さか屋の秋刀魚はふとねぎに巻きつけて「秋刀魚の竜眼焼」に。葱の甘みと油がちょうど良くさっぱりと食べられます。量が多くないのも良いです
1867-会席満月椀

先椀は夏の名残のはもと名月を模した玉子豆腐の「満月椀」。春菊が月に棚引く薄雲のよう、こうなると一枚の絵ですね。これも味わい深い一品です。

こちらは創作会席のコースの一部です。

いよいよ始まります!仕込みに1週間かかる秘伝のたれで【天城名物★いのしし鍋】コース

お待たせしました!昼間は温かいですが、最近はすっかり夜の寒さが定着しましたもんね。こうなれば、やっぱり鍋ですよ、鍋。

天城の郷土料理「いのしし鍋」です!いのしし鍋のたれもその宿の個性が出ます。御宿さか屋は甘辛い味噌仕立て。この秘伝のたれは仕込みに1週間以上かかるので、準備が必要なのです。
2312_猪なべ
私はこの鍋が大好きで、シーズン中は板長にお願いして作ってもらいます。お客様の中にもこの鍋を食べるだけの為に2回おいでの方いますよ。お酒にもごはんにも合う絶妙のお鍋。ぜひ食べてみて下さい。

大名焼には衣装もございます

何のことやらさっぱりでしょう。実はさか屋の名物『大名焼』には特製の衣装がご用意されてるんですよ。ホラ!
料理:大名焼宴会.jpg
ざっと30年ぐらい前の宴会風景ですね。打ち掛けとかつらはやりすぎなので省略しますが、ちょんまげとかみしもエプロンはあります。けっこう油がはねる料理なので「油よけ」実利も兼ねてます。

最近のお若い方は「あくまでも自分を失いたくない」らしいですが「郷に入っては郷に従え」の故事にもあります。旅に出た時ぐらい変わったことも挑戦してみてはいかがでしょう?
ちなみに、女子からすると多少ユーモアを解してくれる男性の方が、魅力的だそうですね★

アジの美味しい季節になりました♪

さか屋のアジは大体たたきで出てきます。
細かいしょうがと一緒にたたいてあって、これがまたウマイ!私は普段ビール飲みませんが「アジのたたき&ビール」はたぶん最強…。ほっかほかごはんにも合うしねっ!おすすめします。
地魚のお造り_3301.jpg
美味しい季節になりました…くいしんぼさまをお待ちしています。

7月・8月限定のお茶~夏抹茶・氷点て

実は御宿さか屋はお茶にもこだわっているのです。

お部屋にお出ししているお茶は本場静岡市から毎週届けてもらいますが、コレが意外に人気です。緑茶とほうじ茶の両方をご用意しており、これまたどっちも美味しい。ほうじ茶マニアの方も絶賛した「ほうじ茶」はお腹に優しくて、譲ってと言う方も。

もうひとつはご到着の際のお茶。こちらは京都から取り寄せている特別なお茶です。7月8月の2ヶ月間だけ【氷点て(こおりだて)】を実施しています。
夏茶・氷点て-2-00040.jpg
最近はどこでも抹茶を呈する宿が増えましたが、たぶんあまり見ないスタイルだと思います。きんきんに氷で冷やした水で抹茶を点てます。お湯で点てるのより3倍以上難しい…!なかなか泡立たないのです。技術がとおぉっても必要なので、もしうまく点ててなくてもご容赦下さい。でもお味は本当に美味しいですよ。

実は両親の仲人がお茶の先生で、しかも偉い人なのです。私にとっては親代わり…ビシビシしつけられましたが、プレッシャーに負けてお休み中…。でもお茶を点てるのだけは「数をこなしてるから、とっても上手」とほめて貰えます♪

最近このお茶に、お褒めのお言葉を頂く事が多くなりました。「来年もこの時期に来ればこのお茶が飲めるのね?」と言ってくださる方まで…ありがたいことです。
静岡のお茶屋さんは「ペットボトルのお茶が主流になっちゃって、いわゆる茶葉が売れなくなってしまった。お茶離れかなぁ…」と嘆いてましたが、本当のお茶の美味しさを感じる方は反対に増えているような気がします。これもペットお茶がお茶のすそのを広げたのでは?さか屋のお部屋でもぜひお茶を飲んでみて下さいませ。茶葉のよさが分かりますよ。